月別アーカイブ: 2016年3月

14回目の合奏

14回目の合奏

気がつけば第20回記念定期演奏会まで、もう2か月と少しまで迫ってきました。ラフマニノフもブラームスも同じように心血を注いではいかなくてはね、ということで、今回の合奏は、前半でラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番を返し、後半では当初の予定を少し変更して、ブラームス 交響曲第4番の第1楽章と第2楽章を練習しました。

14回目の合奏
14回目の合奏

ラフマニノフの方は、次回のピアノ合わせも意識しつつ、オーケストラがイニシアティヴをとらなければいけないフレーズを中心に返していきました。休憩時間中には、ピアノを登場させ、キーとなるパートがピアノに合わせて、どのように質感を出せばいいのかをおさらいしてみたり。だんだんとディテールに迫ってきました。

後半のブラームスは、第1楽章、第2楽章とも、それぞれの主題が持つイメージを、具体的にどのような奏法で表現するかを中心に練習しました。一色先生曰く、「クララ・シューマンとの思い出が詰まった、背表紙が黄色くなりかけているアルバムのページをめくっていく毎に様々な物語が展開していくようなイメージを再現したい」とのこと。なのであまりブラームスの持つ硬質感よりも、もう少し柔らかなイメージを前面に出していきたいそうです。さて、先生の持つイメージにどれだけ近づけることができるでしょうか。他にも合奏の様々な場所で「一色節」が聞けるようになりました。それも一歩前進の証なのではないかと思います。

そうそう、第2楽章の中で一色先生、こんなお話をされていました。主題はホルンから始まってそれがオーボエに伝播し、フルートへと繋がっていわけですが、ブラームスはウィーンで演奏をするときも、敢えて北ドイツのホルン奏者を連れて行ったそうです。北ドイツの、少しくすんだ感じの音色の方が良いんだと。当時は同じ楽器でも、地域によって音色が異なっていたそうです。そのくすんだ響きをブラームスは好んでおり、それをちょっと意識してほしいと。第2楽章はフリギア調の不思議な調性を持っていますが、ホルンの音色にも、この楽章が持つ意味のヒントがあるのかもしれません。

ここからちょっとだけ私的なお話を。

この練習の前日に、映画「ちはやふる -上の句-」を観ました。一見するとオケの話とは全然関係ないように思えますが、この映画の中で、いつの間にか置き忘れていたかもしれないものを思い出しました。映画のストーリーとは目指す対象は違いますが、目指す目的はどこか似ているんですよね。

私たちはアマチュアオーケストラです。でも何かのきっかけを通じて少しでも良い何かを目指していくという点では、共通項が存在します。そこに向かってどうやって純粋に貪欲に取り組んでいくか。あ、それって、ちょっと忘れていなかったっけなぁ? ということを思い出したのでした。

アマチュアなのだから、アマチュアらしく、そこはブレずに。メンバーのバックグラウンドには様々な違いがありますが、自分たちの演奏をより良くするために、何をすればいいんだろうか、ということをちょっと考えると、いつもの合奏が少し変わってくるかもしれない、ということを、合うようでなかなか合わない、第2楽章の1st Vnの旋律を聴きながらのpizzicatoと格闘をしつつ、思ったのでした。

お目汚し、失礼しました。来週からはまた普通の練習レポートに戻ります、多分。

13回目の合奏練習

13回目の合奏

ソリストとの第1回ピアノ合わせの練習を終え、前々回からぬか漬けにしておいたブラ4を掘り起こし、練習を再開しました。

さて芳しい香りはするのでしょうか。

細かい指導に加え、曲のイメージにも触れながら練習しました。

13回目の合奏練習
13回目の合奏練習

第1楽章主題「暗い」というより「寒い」=ブラームスが貧しかった時代、ハンブルクの寒空の中、家々の窓から漏れ出ている光(Vn)、次に出てくるHrは温かみのある暖炉の明かりをイメージして。

抑揚のつけ方に関しては、レガートの頭がテヌートになっていて、必ずそのあとディミネンドになっている。つまりテヌートとディミネンドがセットになっていると考えていくとうまく歌えるという感じになっています。

次回、ラフマニノフ ピアノ協奏曲2番とブラームス 交響曲4番の第2楽章・第3楽章から練習していきます。