某練習場所のピアノ

ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番 4回目のピアノ合わせ

おそらく、ゲネプロから本番当日まではワチャワチャしていると思うので、本番前の最後のレポートになると思います。

實川風さんとの最後のピアノ合わせでした。

もう正直、何をレポートすれば良いのやら。回数を重ねるごとに進化する實川さんの素晴らしさにびっくりするやら感服するやら。

某練習場所のピアノ
某練習場所のピアノ

ただこれだけは確実に言えることですが、第2楽章のAdagio sostenuto.での短い再現部を経てrit.がかかった後、a tempoに戻った瞬間からの15小節間(スコアをお持ちの方は27番と言えば通じるでしょう)は、本当に美しい風景が広がりました。Vnの長く緩やかな旋律、低弦の通奏低音、花を添えるFlとClの生き生きとした3連符、そして、何よりそれらを牽引していく實川さんの表現力の豊かさと力強さと懐の深さと。

それから第3楽章、Agitato.でまず仕掛けがかかり、實川さんの見事なCadenzaでさらに仕掛けられた後の、Maestoso.のスパーク! あれをスパークと言わずして何というべきか。

一色先生曰く、

「こんなのチャイコフスキーだったら絶対書けないよ」

と。

實川さんのピアノの技術的な素晴らしさは、もう「みなまで言うな」だと思います。第1楽章の「鐘」の引用が、全てを物語ってくれるはずです。

最後のブラームスの合奏
最後のブラームスの合奏

あとちょっとだけブラームス 交響曲第4番のお話も。「ラフマニノフ脳」から「ブラームス脳」に切り替えるのって、大変ですね。本当に大変だ。そこを一色先生は綺麗にコントロールしてくれています。第3楽章のコントロールっぷり、さすがです。

どんな曲だろうがとても難しいし、けれどもそのあたりを一色先生や、エキストラさんや、団員・団友や、みんなでなんやらかんやらするところが、楽しい。その楽しさを實川さんとともにラフマニノフで共有する機会に、幸いにも恵まれることができ、ブラームスはブラームスで、やはり表現する機会に恵まれると。

さあ、行きますか。

楽しい音楽の時間です、

もうすぐ。