カテゴリー別アーカイブ: 第20回記念定期演奏会

第20回記念定期演奏会に関する記事です。

10回目の合奏練習

10回目の合奏

改めまして、新年明けましておめでとうございます。2016年に入り、定期演奏会まで5ヶ月となりました。

ラフマニノフピアノ協奏曲2番はソリストを迎えての合奏練習まであと2回となります。ここでブラームス交響曲4番はちょっと置いておいて、先にtutti.から練習していきます。

10回目の合奏練習
10回目の合奏練習

第1楽章、各パートでフレーズの出だしと終わりを揃え、山(cresc.〜decresc.)が滑らかになるよう練習しました。また、ゆっくりでもdim.の中でも鼓動はちゃんと続き、流れが死んでしまわないよう注意し練習しました。

第2楽章の頭は広い空間に響く音をイメージして、2分音符は音を十分に保って、均等に。13小節目〜の3/2、4/4拍子の部分は山が二つあることを意識して一つの流れを作ります。

第3楽章第2主題のModerato.部、自分のソルフェージュ頼りで合わせられるように。また、426小節目のPresto.とスムーズに繋がるよう16小節前から気をつけて準備していきます。

ソリストと合わせた時、どのように出ても柔軟に対応できるよう準備していきましょう!

9回目の合奏練習

9回目の合奏

定期演奏会までの練習も折り返し地点を通過しました。今回の練習は、ブラームス交響曲4番、ラフマニノフ ピアノ協奏曲2番について抑揚のつけ方を中心に練習しました。

9回目の合奏練習
9回目の合奏練習

ピアノ協奏曲2番1楽章頭のcon passione.は、広大な海をイメージしてcresc.decresc.で大きな波を作っていきました。みんな安全地帯に逃げ込まず、休符の間を正確にとって、入るところはパーンと入れるよう練習しました。

261小節目からのMeno mosso.は「独りとり残され、去ってゆく船をずっと眺め続けている」感じを出して弾きます。

3楽章310小節目のModerato.は、重くゆっくりになりすぎず、テンポが進むのを我慢する程度にします。

その他、交響曲4番では管・弦とも音の立ち上がり、重み、掛け合い部などを調整しました。

今年も残すところ、あと少しとなりました。

素敵な年末をお過ごしください。それでは。

8回目の合奏の様子

8回目の合奏

諸事情により7回目の合奏練習レポートをとばして、8回目の合奏練習です。今回はブラームス 交響曲4番の練習を行いました。

今回はVn2に新メンバーを迎え、さらに盛り上がってきました。

8回目の合奏の様子
8回目の合奏の様子

第1楽章の冒頭、追記後にすぐに削除されたと言われている序奏の数小節を合奏してみました。ブラームスはなぜこの序奏を削除したのでしょうか? と考えつつ通しで練習し、これまでの振り返りと、ボウイングを数点見直し、45小節目の音形の部分は1〜2拍間は一瞬カンマを入れる等、気になった部分の調整を行いました。

これは一色先生からの裏話なのですが、敬虔なキリスト教徒であり、例え部屋が乱雑になっていようとも、聖書だけはすぐに手に届く場所に置かれていたというブラームスは第4楽章の中で宗教音楽的な要素を取り入れたそうです。この楽章の緩急は、それぞれ聖書の中に描かれている「祈り」(97小節以降)と「罰」(133小節以降)を暗に表しているとも読み取れます。

年内の練習も残すところ、あと1回となりました。

次回練習後は、忘年会と内部演奏会を予定しています。楽しくやって参りましょう!

6回目の合奏の様子

6回目の合奏

今回の練習はラフマニノフ ピアノ 協奏曲2番と、ブラームス 交響曲4番の第2楽章、第3楽章でした。

6回目の合奏の様子
6回目の合奏の様子

一通り通しで練習したので、今回も少しずつ、細かい部分をについて練習していきました。

前回、後回しだったピアノ協奏曲の第2楽章から練習を始めました。4/4拍子と3/2拍子(前者4つ振り、後者6つ振りです。)の頻繁な入れ替わりに注意しつつ、cresc.dim.のタイミングについて調整を行いました。

アクセントの位置と言い、変拍子と言い、調と言い、なんという複雑な構成でしょう。

ブラームス 交響曲4番 第3楽章は、音の縦の揃えに気をつけることと、40小節付近にある16分音符 + 8分音符に付いているスタッカートはアクセントと解釈して演奏することを勉強しました。

年内の練習もあと3回です。頑張ってまいりましょう。

それでは。Have a happy Halloween!

最新演奏会情報更新 : 實川 風さんの情報を公開しました

次回、第20回定期演奏会のプログラムのうちの1曲である、ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番。ロシアロマン派の流れを汲んだ、その名の通りロマンチックなピアノが聴きどころのひとつでもあるわけですが、このたび正式に、ピアニストとして實川 風さんをお招きすることが決まりましたので、お知らせをいたします。最新演奏会情報をご覧ください。

實川 風さん
實川 風さん

實川さんは、東京藝術大学音楽学部を首席で卒業され、その後様々なコンクールで賞を獲得するなど目覚ましい活躍をしている、日本の若手ピアニストの中でも綺羅星な存在です。

そんな實川さん、千葉県のご出身ということもあって地域的なつながりもあり、今回の当団の演奏会への出演を快諾してくださりました。こんな人が独奏してくださるなんて当団には勿体なさすぎる、なんて書くと団の各方面の人から怒られそうな気がしますが、とにかく今は、まずはピアノ合わせができる機会がやってくることを楽しみに、独奏と溶け合い、また良い意味で対峙できるように、団員一同、一層練習に励んでいく所存であります。

演奏会情報、千葉県内だけではなく都内からの交通アクセスも書きました。都心からだいぶ遠い場所ではありますが、各方面から聴きにいらっしゃる方が出てくることを祈りつつ、情報を更新しました。まだ本番まで8か月も先の話ではありますが、この演奏会の存在をちょっと頭の片隅にでも置いていただけるとありがたいです。

 

5回目の合奏の様子

5回目の合奏

これまでの練習では合奏と弦分奏を交互に行うことにより、主として弦楽器のボウイング合わせと奏法の強化を中心に行ってきましたが、弦分奏集中期間も終わり、これからのクールでは合奏を中心に行うことになります。

この日の練習は、トロンボーンに加えてオーボエが2人揃い、人数の厚みも少しずつ増してきました。嬉しいことです。

5回目の合奏の様子
5回目の合奏の様子

今回は最初にラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番を全楽章必要に応じて止めながら進めていきました。第3楽章、相変わらず苦戦をしています。特に練習番号28番以降は、当然ピアノ独奏との絡み方も重要なのですが、オーケストラの楽器どうしでのアンサンブルが難しく、またどこで出るべきかというような譜読みの部分でも苦労させられてます。一色先生曰く、この曲の伴奏は病的だ、というようなことをおっしゃっていましたが、確かに病的ではありますね。そろそろ団員の皆さんの頭の中にも弾きながらピアノの音が鳴り始めているころだとは思いますが、今一度スコアの内容とパート譜を見比べながら、それぞれのフレーズの弾きはじめを認識しなければいけないのかなとも思いました。それだけ難しいってことですね。

ブラームス 交響曲第4番は第1楽章のみを練習しましたが、その中での一色先生の解釈で興味深かった点がひとつありました。強弱記号に関する部分です。

パート譜ならず、スコアを見てみても、「だんだん強く」や「だんだん弱く」という表現が「松葉」で書かれているところと、cresc.decresc.という文字で書かれているところとに分かれています。もちろんどちらも強弱のつけ方を表していることには間違いがないのですが、ロマン派では特に、cresc.decresc.といった文字で表現をされている強弱記号に関しては、単純に音を強くしたり弱くしたりということよりも、オケとしての鳴りを大きくする(これを先生はgrow upと言っていましたね)という解釈を持ってほしいということで、なるほど、と思いました。長年オケで楽器を経験してきていても、初めて教わることは多いものです。改めてこちらもスコアを見直して勉強しなければいけないなということを感じました。

本番までまだあと9か月と先は長いですけれども、こういった一色先生の指導をひとつひとつ仰いで身に沁みこませながら、オケも少しずつgrow upしていきたいところですね。

弦分奏の様子

3回目の弦分奏

今日の練習はラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番(tutti)でした。
勝又先生より各パートボウイング案の発表があり、みんなで書き写し、実際に弾いてみて細かい部分の調整を行いました。協奏曲で休符がとにかく多かったため、ひたすら拍を数えました。
弦分奏の様子
弦分奏の様子

なお、弦の各プルト数や表 / 裏メンバーについても大体決まり、

  • 1st Vn : 4プルト
  • 2nd Vn : 4プルト
  • Va : 2.5プルト
  • Vc : 2~3プルト
  • Cb : 2プルト

程度の規模感になる見通しとなりました。

Vnは冒頭主題を sul G でハイポジションで弾くのがが難しいですが、オイシイところですね。ソリストに負けないようビシッと練習していきましょう。

これで年内については弦分奏の練習はひとまず終わり次回以降は管と合わせての合奏練習が続きます。オケの完成が楽しみですね。

4回目の合奏の様子

4回目の合奏

今回の合奏では大きな変化が! というのも、トロンボーンのメンバーが入ってきたことです。3名は揃いませんでしたが、1stと2ndが入るだけでも曲の雰囲気はグッと変わりますね。

4回目の合奏の様子
4回目の合奏の様子

そんなわけで、今回の合奏では、ブラームス 交響曲第4番の第1楽章、第2楽章、第4楽章を最初にざっと通した後、主に第4楽章に重きをおいて練習しました。その中でも特に繰り返し行なったのは、トロンボーンのコラールが入るダブルバー(105小節)以降の部分で、ハーモニーはもちろんのこと、再度調性がE-mollに戻ってからの各所も、奏法から音符の長さに至るまで、かなり突っ込んだところまでディテールを固めていく形でした。こういったところも、これまでの合奏とは一味違うかなという感じでした。

第4楽章は、各楽器のアンサンブル力もそうなのですが、思い描いている音色や音の柔らかさ or 硬さを実際に表現しようとしてもなかなか思い通りにいかず、大変な楽章ですね。どのパートも、この楽章が意図しているところの音を出せるまでに苦労をしております。

とはいえ、「とにかくまず通してみる」という段階から、ディテールを少しずつ固めていく段階への入り口に差し掛かったという点は大きな進歩なのではないかと思います。まだまだ本番までは随分先は長いですが、このようにして少しずつでも掘り下げていくことができれば、もっと充実した演奏ができるようになるのではないかと思いました。

ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番は、第1楽章と第2楽章を流して、どうしてもテンポのとりにくい第3楽章はつっかえつっかえですが最後まで辿り着き、軽く第1楽章のオケメロディの奏法についてのおさらいをして、今日の合奏は終了、となりました。

これからどんどん出席が可能なメンバーが出揃っていく段階に入ってくと思いますが、その中でも手戻りができるだけないように、前へ進んでいくことができるといいですね。

弦分奏の様子

2回目の弦分奏

弦分奏練習第2回目です。今回も勝又先生の指導でブラームス 交響曲第4番の第3楽章、第4楽章を練習しました。

弦分奏の様子
弦分奏の様子

Vn1、Vn2、Va、Vcゆっくり試験運転で通し、掛け合い部分など曲の構造をお互い確認しました。また、未確定であったボウイングについて合理性・音楽性を議論しながら決めていきました。

今回の練習でブラ4については第1楽章から第4楽章までのボウイングが大方固まり、足掛かりのひとつが完成しました。弦楽器の皆さんはできるだけ早くボウイングを共有できるようにして、次回の合奏練習で管楽器とも整合を取れるよう練習を進めましょう。

3回目の合奏の様子

3回目の合奏

一色先生の合奏も3回目に入りました。

今回はラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番を第1~第3楽章(オケのみ)練習しながら通し、ブラームス 交響曲4番の第3楽章と第4楽章を練習しました。

各パートごとの個別練習ではなく、全体を通じての曲の感じに重点を置いて練習し、最後に曲の解釈について触れました。

3回目の合奏の様子
3回目の合奏の様子

まずはラフマニノフ ピアノ協奏曲2番ですが、この曲は、精神科医の支援でノイローゼから立ち直ったラフマニノフが最初に書いた曲です。第1楽章の出だしのcon passioneはソロの動きを最小単位に勘定して、重く1小節ごと弾き直すように、深い海の底から響いてくる感じで。しかし、メランコリーな演奏にならにように。また、このイメージをオケの伴奏だけでも出せるように。音源を聴いてイメージを掴んでおきましょうとのことでした。

そしてブラームス 交響曲4番についてですが、他の作曲家の交響曲は第1楽章から終楽章でをひとつの物語のように描いていることが多いですが、この交響曲は「あーでもないこーでもない」と考え込んで第4楽章からまた第1楽章へと堂々巡りしているイメージとなっています。

第3楽章中にpoco meno prestoというとても珍しい指示が記されています。ここでいうprestoは「非常に速く」ではなく「速さ」と訳され、「今までより少し速さを減らす」つまり、in tempoでテンポを戻そうとしたが、曲の感じから、勢いのあまり戻りきらないようなイメージで弾いていきます。

これからも、ソルフェージュやリズムを正確に、ゆっくり着実に練習していきましょう。